2012年9月7日金曜日

いよいよ牡蠣の温騰処理開始!

牡蠣養殖のクライマックス!! 温騰処理が唐桑創生村で始まりました。 耳吊りされた牡蠣に幽霊ぼや、ムール貝、海草など牡蠣の生育をじゃまするものが多く取り付きます。 これは人の手で取ろうとするとたいへんな労力になります。 そこで温騰処理の出番です。 船に浴槽と燃料タンクを載せ船上で約70℃のお湯を継続的に沸かし、そこに耳吊りされた牡蠣を入れます。 約20秒間浴槽につけると牡蠣以外のじゃまものは死滅しますが牡蠣は死にません。 なんという生命力でしょう。 牡蠣は一週間程度陸にあげておいても生きているというほど栄養を自分の体内に蓄えています。 だからたいへん栄養価が高いと言われています。 温騰処理してから10日程度たつと牡蠣以外のものはきれいに剥がれています。 次回のブログではその様子をお見せします。 この処理をやるとじゃまものを取り除くだけではなく牡蠣が厚く育ち実入りも良くなるそうです。 温騰処理は過酷な作業です。朝出航すると夕方まで帰ってきません。温浴槽の燃料を絶やすことができないため処理中に戻れず連続作業になるためです。 タフな漁師も一日の作業が終わるとヘトヘトになります。 こんなたいへんな作業を見るとますます唐桑の牡蠣に愛着がわいてきます。

温浴槽を船に積み込みます。

耳吊りされた牡蠣にこんなにじゃまものがビッシリ!

クレーンで吊り上げます。

浴槽の上に吊り上げます。

いよいよ浴槽の中へ。

20~30秒漬けます。

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